先日書いた、デリヘルで働こうとしたけどオーナーの彼女になったから
結局そのときは働かないことになった話。
↓先日の記事
私が初めて風俗業界に触れたのは18歳のときだった。
高校を卒業し、進学のためという名目で両親から逃げるように地元から関西に出てきた。
実家には元から私の居場所なんてなかった。
初めての一人暮らしのマンション。
私には精神的ネグレクトをかましていた両親だが、お金はあったのでそこそこのマンションを借りてくれていた。
むしろ両親からは、金払うから出ていってくれと言われ続けていたのでお互いwin-winだった。
そのマンションの郵便受けに入っていたチラシ。
当時の人気歌手の顔写真(今では完璧アウトだろう)と、エッチな文言。
デリバリーヘルス、通称デリヘルのチラシ。
前述の通りお金には困ってなかったが、ヒマはあった。
そして、ここは狭い地元ではない。
知り合いとエンカウントする確率はほぼゼロだろう。
デリヘルとは「えっちなことをする」という知識しかなかった私だが、
とりあえず「女の子募集!」と書かれた電話番号に電話をしてみた。
早速面接の日取りが決まり、オーナーが最寄駅まで迎えにきた。
面接はラブホテルでするらしい。
田舎から出てきた10代の私は、何も知らなかったけど怖いもの知らずではあった。
ホテルにつくと、仕事内容の説明と文字通り体を使っての面接があった。
ご存知の方も多いかと思うが、
デリヘルというのはお客様ご所望の場所に出向いて「抜く」サービス。
場所はホテルか自宅。
「抜く」のは手かお口。
本番サービスはナシ。というテイ。
本番やったらお店から怖いお兄さんが派遣されることもあるし、
女の子もクビになる。はず。
あと、これは店によって違うかもしれないけど、
常時ドライバーの男性と接続してあるトランシーバー的なものを持たされる。
「恥ずかしいかもしれないけど、
初対面の男の人と二人きりになって何かあったときにすぐに店のスタッフが駆けつけられるようにするためだからね」と。
仕事内容は、要するにセックスの挿入以外のことは全てする。
まぁそれってセックスというかはわからないけど。
あとになって聞いた話だと、その文字通り「体を使っての面接」とは、女の子の体型、感度、サービスの良し悪しを見るためのものらしい。
あとはタトゥーとかリストカットの痕がないか、とか。
私も文字通りの体の面接を受け、挿入以外のことをやった。
初対面の人とそういうことをすることは初めてだったけど全く抵抗はなかったし、
むしろお金になる「仕事」だと思えた。
一通り終わって、一息ついたとき。
面接をしたオーナーが
「こんな仕事やめとき。俺の彼女になって」と。
はぁ?
もう言ってることがむちゃくちゃすぎて、頭の中がハテナでいっぱいになった。
顔と体型が好み→愛想いいぞ→サービス上手→客に与えるのもったいない!思想になったらしく。
結局私は「わかりました」と彼と付き合うことになる。
当時20代後半の彼。
18の女の子からしたら大人の余裕があってお金もあって。
しばらくしたら別れることにはなるんだけど、
それなりに楽しい時間を過ごすことができました。
仕事の話は全くしてくれなかったので、デリヘルのオーナー側の話は全く知らないままになってしまったのはもったいなかったな。
本格的に風俗で働くことになるのは、その何年か後の話。
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